14. トーテンポール

トーテンポールGiau峠にあったトーテンポールです。バイク車種は不明で近所のホテルの宣伝のようでしたが、バイカーの集まる峠にふさわしいものでしょう。朽ちても役に立っているバイクはほとんどの人たちの視線を集めるわけで本望かもしれません。ここまでわざわざ来る日本人はまず居ないでしょうし、「バイクで」という条件では初めてここを通った日本人である可能性もあります。何でも初めてというのには新聞記者のように興奮します。「峠越え」、この言葉の響きはロマン(しかも、男のそれ)をかきたてます。どうしても行かねばならぬ、行かせてくれー、みたいな懇願する自分を決して恥じることの無い、衝動の塊みたいな自分を許してくれー、のように回りを納得させてしまう迫力を生みます。さっき、朝飯を食べながらこのことを女房に話したら、「あんたがそれで満足するんなら、別に私が運転して連れて行くわけでもなし」と達観したようなセリフでした。