43. 地団駄を踏む

地団駄を踏む

地団駄を踏む出来事がイタリア領内でありました。ガソリンスタンドでの出来事でした。南チロルでは無人のスタンドが圧倒的に多いのですが、そんなスタンドで起こったことでした。

山岳地帯では、「給油できる時にしておく」が、大原則です。平地での倍もの回数は給油することになります。ですが、自動給油機は、お札しか受け付けません。

この時(写真を撮った時)は、満タンまで目測(計器表示と給油口からの目視)で15オイロ分位だと思いました。だから、最初に給油機連動の自動販売機に10オイロ入れて給油し、更に5オイロ札を入れようとしましたが、数回試しても戻ってきてしまいました。そこで2枚目の5オイロ札を入れたのですが、結果は同じ。自分の予測が間違っていることを願って10オイロ札を入れたら受け付けたのでガソリンを入れ始めたら、この有様でした。

「もうこれ以上入れたら漏れてくる」という位に入れて、5オイロ28セント、唸りました。あと約5オイロも余ってしまったのです。まさに、地団駄を踏むような出来事でした。

そうこうしていると、イタ車に乗ったイタリアのお兄ちゃんがスタンドに入ってきて、自動販売機にお金を入れようとするので、ドイツ語で、「5オイロ分余ってるからあげるよ」と言うと、大変に喜んでくれて、同乗していた女の子まで頭をペコっとしたので、気分良くしてメットを被ったり、手袋をしたりしていると、そのお兄ちゃんがやって来て、「残念だけど、自分の車はディーゼルなんだ」と言ったのです。

私ばかりではなく、彼も地団駄を踏んだ一幕でした。