42. 休暇の終わり

休暇の終わりこんな谷間の緩やかなカーブが続く道を選んでの壮大なサーキット走行のようなことを繰り返していました。まさに、大回りでぐるぐる回っていたような気がします。平均速度は140キロ前後、地元ナンバーが列をなして仲良く走っている時は、レーダーピストルを持った警官がいる確率が高いのがオーストリアやイタリアの取り締まり事情で、1度だけ大当たりでしたが、私は順法速度でしたので問題ありませんでした。

夕方になって家の方向に走り出して100キロも行った所で、前方に雷雲が現れて、この先を高山ひしめくインスブルックを通って、400キロ以上も走りきる体力も気力も残っていないので、途中のレストラン兼宿屋に部屋を取りました。案の上、その後に猛烈な雷を伴った嵐のような雨が地面を叩きつけ、愛車は残念ながら野外駐車となりました。この宿には車庫がなかったのです。

ドイツ人バイカーたちが、なぜ南を目指すのか、それは天気が良い確率が高いのも大きな理由です。南チロルは年間にお日様がさす日が300日以上ある地域です。