38. 奇遇

奇遇お昼に南チロルの峠に向かう途中の街道沿いのインビス(軽食堂)で、ソーセージを食べていたら、この人たちがやってきて、同じテーブルでご飯を食べているうちに、「どこからきたんだい?」で話し始めたら、日本流に言えば、同じ県(ドイツでは州) から来ている人たちで、しかもその一人は私をバイカーの溜まり場的な地元の峠で見たことがあるそうです。奇遇です。

彼らは、明日が最終日(1週間の休暇)で、今夜はイタリアからオーストリアに抜けて峠めぐりし、野郎だけの打ち上げの夜を堪能するそうです。明日の昼過ぎにはオーストリアからドイツに進路をとって、明後日(月曜)からの仕事に備えるとかでした。私が、「来週も私は休暇です」と言うと、「お前、独身だろう」、「いえ、家族もちです」、「ありえねー、どんな嫁はん?やっぱり日本人?」「いえ、ドイツ人です」、「・・・」、と全員唸っておりました。

我々は互いに、地元の峠での再会と、行く先の交通安全を願い合って、反対方向にそれぞれ走り出したのでした。