21. 胸打った広告(南チロル)

胸打った広告(南チロル)

ドロミーテンの峠でたまにこのポスターを見かけます。バイク乗りへの警告ですがこの右側の男性は35歳でバイクで死んだという設定です。隣に居る女性は奥さんか恋人という事でしょう。他のバージョンで、「あなたの守護霊(直訳:守護天使)にチャンスを」というのもあります。つまり、万が一の時に守護天使が助けられる位のスピードで走りなさい、みたいなニュアンスです。多分2つのバリエーション併せて50回位は今回も見ているのですが、昨日「はっと」することがありました。

朝の9時頃に宿屋を出て、その宿屋がすごく良くて帰り道だったのでまた来ることを確約して出たのですが、2000メータ級の峠を5つ6つと越えて行く内にだんだんと疲れも溜まってきて、しかし、宿屋のおかみさんと約束したので後半は少しあわててもいました。宿屋もあと数キロのところで一時停止標識(赤の縁取りの逆さ三角)を見落としてイタリアやフランスでよくある丸い交差点(中央が空き地になっているやつ、日本語でどう言うのか知りません)にあと少しで突っ込んで行きそうになって、つまり左側から何が来るのか確かめずに進入しようとしたらしいのですが、旅行バスの急ブレーキとクラクションではっとなって猛然とブレーキをかけたらGTR1000にはABSなんぞは付いておらず、左右に振り分けの重荷物、後部が右に左に振れながらも何とか踏ん張ってバスの右鼻ずら3メータ位手前で停まれました。バスの運転手は女性でしたが、バスの斜め右側から見えた彼女の顔は怒りでまっかっかのようで、立てた指を振りながら「チッチ」みたいなジェスチャーをしてたしなめられ、私も右手を上げて謝ったのです。サイドミラーにはすごいスリップ痕、しかしそれがすぐ後ろを走っていた車のものなのか、私のなのか確かめる暇も無く宿屋に着くとセンターでバイクを持ち上げて前輪、後輪共にチェックしたのですが偏磨耗は見られずでした。今、そのことで興奮したわけではないのでしょうが、一旦は寝たものの朝の3時過ぎに目が覚めてしまいこの記事を書いています。今日、その場所に戻ってスリップ痕を検証するつもりです。皆さんも無理をせずに走りを楽しみましょう。