19. スイスの峠道

スイスの峠道

スイスの名峠のひとつ、ベルニーナ峠に至る道です。

細かい砂利が敷き詰められていた脇に寄って急停車したら、ABSが作動して、正直言って助かったのだと思います。ABSが無かったら転倒していたかもしれません。減速を十分にせずに、道のふくらみに突っ込んだのがいけなかったのでしょう。ただ、この展望が坂道の向こうに隠れていて、「はっとする景色」に驚いて、どうしても、そこで停まって写真を撮りたかったのです。

ベルニーナ峠はそんなに高い峠ではありませんが、スイスの中でも難所中の難所に道をつけたので、峠以外は商業化されてなくて、一見するとドイツ語圏の峠に思えず、どちらかと言えば、スペイン側のピレネー山脈にある峠のような、「荒野」な印象です。ここには1842年まで道が無く、23年の月日をかけて道をつけたそうです。1965年からは全線の舗装化も終わり、7月、8月以外は雪が降るにもかかわらず、通年で通れる不凍峠としても有名です。高さは2308m、最大勾配は上りが13.9%、下りが14.5%です。

今日はこの峠の上に午後3時過ぎに着き、頂上の宿に部屋を取って、速乾性の下着とTシャツ、スカーフ、そして靴下を洗って干しました。10日の予定で出て来ていますが、速乾性の物を2組、普通の物を一組しかもって来ていない(スペースや重量的に持ってこれない)のですぐに処理する必要があります。

今は、下のレストランで夕食をとっていますが、天候は急変して雨が降り出しています。バイクは駐車場に入れられました。1400GTRは、1速に一度も入れないまま、7割方2速、残り3速でOKでした。パニアには重量制限を少しだけ越える荷物、トップケースも同様ですが、全天候型バイクという言葉がぴったりなマシンです。