18. 男と女

男と女

これは泊まった宿屋のロビーに掛かっていた金属製の飾り絵ですが、南チロル地方の伝統的な衣装をまとっています。左が男で右が女ですが、欧州では今でも田舎に行けば行くほど男女の関係はよりあからさまになる傾向があります。女の役割と男の役割がよりはっきりしていた時代の名残でしょうか。現代の都市部では共働きの傾向が強く、ややもすると伝統的な意味での父親が2人いるような状態に陥って家庭内がギクシャクしたり、格好からして男女の差が無いような感じになりがちですが、昔の田舎では違ったのでしょう。少なくともメスとオスはお互いにはっきりとしたシグナルを出していたようです。それは自然にすがったり対峠したりして生きていかねばならない生活環境の中で男と女の役割をはっきりさせることで重複する部分を無くして効率的に生きて行く知恵だったのかも知れません。